ユーストリームを使っての会議である。これは、インターネット映像配信で、私は提携している東京の会社に対してプレゼンを行った。変な気分だ。
この業界に入って初めてのプレゼンテーションである。プレゼン自体は、練習したおかげでそれほどよどむことなく流れたのではないか、と思う。が、しかし、肝心の内容を伝えきれなかった。やはり難しかった。科学とは違って客観的事実を挙げるのではなく、主観的感覚で訴えなければならない。これが慣れないものだから、スライドを作っている最中から言いたいことがどんどんかすんでいってしまったようだ。例えば、今回は三線ツアーを組んで売り込むのだが、非常に抽象的な表現になってしまって具体的に何がどう面白いのかを伝えきれなかった。これは、実際に参加して感動した私の気持ちが空回りして、ターゲットとする客層のツアーに参加する前の現実的な期待とずれてしまっていたのためではないかと思う。まあそれでも事前に社長からのコメントを貰えたのでかなりましだったのだが。発表後、色々と意見を貰えたのは非常に勉強になった。
というか、私に続いて社長がプレゼンを行ったのである。週末に考えてきました、などと言いながら、いやあ、非常に分かりやすくて訴えが伝わるプレゼンなのである。年の功ですよ、と言っていたが、感服。皆でうなってしまった。