先日あった先輩からのメールに断りの返信したのである。軽く書いたが、【返信】ボタンを押す時には何度か躊躇したのである。間違いなく、こんな良い仕事の話は俺の人生において最後となる。つまり、俺はここで研究職の人生を断ち切るのである、その扉を完全に閉じて鍵を閉め、そしてその鍵を後ろに、崖の下の海に向かって投げ捨てるのである。
すぐに返信があった。「馬鹿か」と言わんばかりの内容だ。うん、俺はバカだ。だが、先輩も最後には「頑張れ」と一言くれた。
そう、これから一段と苦しくなる。息子達にはぜひこの後ろ姿を見て、色々と学び取って欲しいと思う。