会社の新年会、さて新年会とは何だろう?またここからだ。会社のこういう行事と言えば、親父が正月に取引先に挨拶回りしていたのを思い出す。もう随分と昔の話になるのでよく覚えていないが、深々とお辞儀をして「本年も…」云々やる姿を見て、親父も大変なんだな、そう思ったり、社員が挨拶に来て同じように親父に頭を下げるのを見て親父って偉いんだな、そう思ったり、あれは親類の家だったかに挨拶に行った際には正座して手をついて「新年明けまして…」とやっていて俺もやらされたり、まあ堅苦しい思い出しか無いわけである。そんな中、今度は自分が社会人として挨拶をせねばならない身になったわけだ。いつ正座してどのタイミングで両手をつくべきなのか?なんて考えてもみたが、どうせ下手にやってもボロを出すだけだから、と早々に考えるのを止めた。
社長宅での新年会、上述の事は全くの杞憂に終わった。庭を使ってのパーティーで、行けば挨拶もそこそこに準備をしないといけなかったからだ。午前中にうちの集落の新春マラソン大会もあり、その後はカップラーメンと餅が振舞われたりして遅れての登場になってしまったので、ますます働かないといけなかったのである。そう、働かないといけなかった。なので、子供達を連れていったのは失敗だったか。まあ彼らにも親父の頭を下げる姿を見せれたので良かったかな。
パーティーには総勢60名くらいが参加していたようだ。沖縄の著名人が集まっていた。7年ぶりに帰国した俺でも知っているんだから、相当な著名人だろう。俺は彼らが意識しないように気を配って写真を撮っていた。25年ものの泡盛が振舞われていた。相当旨いのだと聞かされたので味見でもしたかったが、運転もあるし我慢した。どこかのホテルのシェフが作ったローストビーフはうまかった。アメリカのパーティーを思い出した。
で、新年会ってなんだろう?この答は来年に持ち越しだな。
(追記)
そういやアメリカで日本人の教授に新年会に招かれたことがあったのを思い出した。おせち料理が並んでいて衝撃だったな。雪の降り積もる日だった…。静かな思い出である。