プロジェクトリーダーとして一週間がたった。その間、夜は22時前に帰ることはなく、深夜に一人で晩飯を食う日々である。子供たちと顔を合わせるのは朝学校へ送って行く時のみ。しかし、非常に充実している。プロジェクトが目に見えて進み出したのだ。
喋り過ぎて声がおかしくなっている。目標を立て、メンバーに仕事を割り振り、期日に催促し、それを回している。さすがに簡単に理解はしてもらえないが、理系の凝り固まった頭から出て来る説明にきちんと反応し、最終的には理解していただき、そしてプロジェクトが大きく前進し始めたのは、ひとえにメンバーが優秀だからに他ならないと思う。社会人としての初めてのプロジェクトがこういう場であったことは、非常に幸運であったと思う。