科学者の転職記

仕事の面談

なるほど、県立の青少年の家であるが、現在は指定管理人というのがあって、実際の運営はそちらが行なっている。即ち、青少年の家に採用と言えど、給料は指定管理団体から支払われることになるのである。なのでこちらが本当の就職面談になる。こちらでも色々と聞かれた。これまでのキャリアがありながら、どうしてこの職なのか?そんなことを聞かれた。このご時世、多くの博士君たちが同じ質問を受けてるんだろうな、そう思った。「仕事が無いもんで」なんて苦笑いはもちろんしない。グラントに研究内容を縛られるようになった基礎科学分野を立て直すため、新しい研究スタイルを模索しているのだ、そのために教育現場を見て体験したい、と答えた。アメリカの教育現場での経験を活かして仕事に勤めたい、とも話した。やはり、アメリカで研究生活を送ったと聞くと、帰国後はバラ色の人生が待っていると思われるようで、その実情を聞いて驚いていた。

結果として、採用である。給与は低い。前のサラリーマンの時よりもズイっと下がった。アメリカのポスドク時代と比べると半額以下だ。それでも、何とか食っていける額だ。最後に、採用条件として一言言われた。「髭は剃ってくださいね。」そんなこと何でもありませんよ!

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