科学者の転職記

オーケストラのバックステージツアー?:芸術家の未来

 昼からシュガーホールに家族で行ったのである。シュガーホールとは、南城市が誇る多目的ホール。そこで、「バックステージツアーをやる、無料だからぜひ」とかいう市のアナウンスが先日集落の放送で何度か流れていて、見学会っぽかったので行ってみたのだ。何せ無料だ、少人数で舞台裏等を見学するんだと思っていた。ところが何と、これが非常に良くできたしっかりとしたプログラムなのであって。オーケストラがステージにいて、指揮者がベートーベンの運命を解説しながら演奏するという形であった。ちょうど「題名のない音楽会」をやっている感じだ。余りにしっかりした内容なので、俺と長男は楽しめたが、次男三男はものすごく退屈してしまって近くの図書館に行ってしまった。
 はっきり言って、どうしてこれが無料なのか理解できなかった。オーケストラを維持して動かすのには、膨大なお金が必要なのだ。そのお金はどこから来てるんだろう?補助金か。そして、無料なのに、こんな恵まれたプログラムに、地元の中高生を動員しても客席は1/3も埋まっていないのである。市民が芸術に無関心なためか?いや、単純に下手な広報のためだろう。我々も舞台裏の見学会と思っていた訳だ、何だか非常にもったいないと思った。とは言え、まだ途に付いたばかりという。ぜひ膨らませてもらわないといけない。折角の良いプログラムがこれじゃあ、芸術家が持つまい。

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