何度か野外炊飯を担当し、下は幼稚園児から上はおじさんまで色々と見てきた。で、結局火傷をするのは高校・大学生なのである。興奮している中学生も危ない。事前の火の危険に関する説明に嘲笑し、そして全く同じことをして火傷をする。そうならないように事前説明をきっちりして、未然に防がなければならない。
私が野外炊さんの説明をする時は、まず失敗例を挙げるようにしている。ガンガンに熱せられた鍋を素手で掴んでウロウロする、とか、そういった平生ではあり得ない事例を演技を軽く交えて説明する。皆が大爆笑する。その解説に笑っている皆に「実は火傷をしたのは、君たちのように大笑いしていた輩なのです。君たちのように自分はそんな馬鹿なことはしないと言っていた輩なのです。皆さんは火に熱せられた鍋を素手で触りますか?触る訳無いだろ、そう答えていた人でも触ってしまう理由が、この野外炊さんには生じ得るのです。改めて言います、火は、熱いのです。」と説明するようにしている。はしゃいでいた皆が急に静かになるのである。そうなれば、その後の説明もきちんと聞いてくれるのだ。
野外炊飯と危険管理
- 名護城公園で会議を重ねて
- オーケストラのバックステージツアー?:芸術家の未来