ここに、一級建築士、経営コンサルタント、科学者が一堂に会したのである。沖縄には、有効活用されない建物が結構存在する。昭和時代に建てられたコンクリート建築で、人が離れた結果その界隈がさびれ始め、より人が近づかなくなるという悪循環をも生んでいる。内地でもよく見られる過疎化の流れなんだが、沖縄の場合、それで建物の需要がなくなったのかといえばそういう訳ではない。少し離れた場所に大きな新しい建物が建築されたりしているのだ。つまり、古いものを取り壊さず放置し、どんどん新しい施設を作り続けているのが現状なのである。お金があるなら新しい場所に新規で投資した方が良い、という考えだ。アメリカの都心で、中心部の建物が古くなって荒れ始めてスラム化し、郊外には立派な新築の住宅街が広がっているのと同じである。
沖縄では、まだリノベーションという概念が広がっていない。きちんとしたコンセプトを持ってリノベーションすれば、非常に安く人の集まる店舗を構築できる。内地ではそういう流れが広まっており、大きな潮流になりつつある。そこで我々は、捨てられた昭和建築こそが将来に遺すべき記録、遺産となるであろうと考え、その有効活用を提案していくために【沖縄遺産研究会】という任意団体を立ち上げるのである。
全く新しい任意団体立ち上げ
- ポスドクという職業
- 230人相手に野外炊飯の指導