夏季講習のボランティアを頼まれたもんだから行ってきたのだ(その2)。
問題点その2.言葉を理解できていない
国語力という次元の話ではない。数学が難しいと訴える子供達は、難しい言葉を覚え切れていないのである。例えば問題を前に頭を抱えているので何をしているのかと思えば、一生懸命公式の名前を思い出そうとしているのである。じゃあ公式の名前を思い出せば解けるのかと言えば、理解できていないので結局は解けないのだけど。公式の時と同じなんだけれど、数学の難しいややこしい言葉、その意味を丁寧に教えてあげると、それだけで公式まで理解してすらすら解けたりする。
つまり、丸覚えなのだ。何から何まで丸覚え。「この公式は大切だから覚えましょう」「受験に出るから覚えましょう」それじゃあ駄目でしょう、と私が中学生の頃から言われているのだ。子供達に考える隙を与えない。ボランティアで教えるのは良いが、全く何から教えれば良いのやら。