取り立てて行く気もなかったんだが、エコツーリズム協会に行ってみた。しかし何だねえ、こういう出張は期待していなかったところに大きな収穫がある。教会内の展示品に質問があって聞いてみたんだが、答えてくれた人が実は理事で、その後色々と話で盛り上がった。結局小一時間話し込んでしまった。エコということで、例えば太陽光発電や風力発電を島で広げようとしたらしいんだが、西表島の環境に耐え得る機器がまだ無くて断念した、という話はおかしかった。コストがかかる過ぎればエコでも何でもなくなるからね。それはさておき、熱い人だった。人口が少ないので、どんな活動も小規模にならざるを得ないのが辛いと言っていた。県下第二の島に2千人しかいないんだからね。
野生生物保護センターでは、こちらも色々と環境省のお話を聞けて良かった。八重山の世界遺産登録に向けて、まず国立公園にしないといけないという。で、この国立公園というのが、市民が永くその自然を楽しめるように保護することが目的だそうで、闇雲に自然を維持しようとしているわけではないと話していた。ここでも貴重な意見を得ることができて良かった。
今年来年が、西表観光における過渡期になるかも知れない。色々と大きな変動を迎えつつありそうだ。